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こんにちは、音声ブランディング専門家のおともです。

皆さんは音声配信をしていて「話すネタがないな……」と感じたことはありませんか?

今回のテーマは、まさにその「ネタ切れ」についてです。


なぜ音声配信のネタが尽きるのか?

私自身、これまで680回・200時間以上の音声配信を続けてきました。

その中で「話すことがない」と感じた瞬間も、正直何度もあります。

特に初心者の方や、週1回でも継続的に配信している方であれば、必ずといっていいほど直面するのが「ネタ切れ問題」です。

でも実は、この“ネタ切れ”には大きな誤解があるんです。


結論:「同じ話を何度してもいい」

これが、今日お伝えしたい最も重要なポイントです。

え?同じ話していいの?

と疑問に思った方もいるかもしれませんが、大丈夫なんです。

むしろ、マーケティングやブランディングの観点からも「同じメッセージを何度も届けること」は非常に効果的です。


理由①:毎回聴いている人はほとんどいない

これは実体験からも確信しています。

音声コンテンツの視聴スタイルは、ながら聴きやランダム再生が多いため、すべての回を順番に聴いているリスナーは実は少数派。

つまり、「前に話したかも……」と気にする必要はありません。


理由②:同じテーマでも“角度”を変えることで新たな価値が生まれる

たとえば「音声配信の始め方」というテーマを扱うとしても、

  • 初心者向け

  • 経営者向け

  • 台本の書き方に特化

  • 緊張対策をメインに

というように、対象や切り口を変えることで、まったく違う内容に生まれ変わります。

同じ素材でも「料理の仕方を変える」ような感覚です。


理由③:単純接触効果がはたらく

「よく聞くフレーズ」「何度も登場する言葉」には、安心感や信頼感を生む心理的効果があることがわかっています。

音声ブランディングでも、この“繰り返し”はとても大切な要素。

何度も同じメッセージを届けることで、リスナーの記憶に残り、ブランドの印象が強化されます。


ネタ切れを防ぐ3つの実践テクニック

ここからは、具体的なアイデアをご紹介します。


1. 視点を変える

同じテーマでも「自分の過去の経験から話す」「顧客からの質問に答える」「最新ニュースに絡める」など、視点を変えることで新たな切り口が生まれます。

キーワードは「誰の立場で語るか」。

  • 過去の自分

  • 同業者

  • リスナー(想定するペルソナ)

  • 未来の自分

など、様々なスタンスで語ると発信内容がグッと広がります。


2. 視覚→聴覚への変換を意識する

私自身、よくやっているのが「視覚的なSNS投稿内容」を音声用に再構成する方法です。

たとえば、

  • X(旧Twitter)の投稿を深堀り

  • ブログ記事の音声版を作成

  • セミナーで話した内容を要約

こうした「再活用」であれば、新しくネタを考える必要もなくなります。


3. リスナーの“反応”をネタにする

「質問をもらった」「感想が届いた」など、リスナーとのやり取りそのものを音声化するのも、立派なネタです。

一人のために話す音声ほど、他の人にも響くことが多いんです。

また、双方向性が生まれることで「コメントがもらえるなら、また聞こう」と思ってもらえる可能性も高まります。


ネタは“増やす”よりも“見つける”もの

ネタ切れというより、「ネタの見つけ方がわからないだけ」というケースがほとんど。

日々の会話、仕事の中で感じたこと、何気ない気づき――

それらはすべて“原石”です。

それを「誰のために」「どんな切り口で」届けるかを考えるだけで、立派なコンテンツになります。


音声ブランディングとネタの“再利用性”

最後に音声ブランディングの視点からも一言。

音声コンテンツは、

  • 声という“感情”が乗る

  • 編集の手間が少ない

  • 同じ話でも届けるたびに伝わり方が変わる

という点で「再利用性」が非常に高いメディアです。

一度話したネタも、数ヶ月後に「少し視点を変えて」話すことで、新たな意味が生まれる。

それを許容できるのが、音声配信の魅力でもあります。


まとめ:「ネタ切れ=悪」ではない

「ネタがない」と感じることは、成長の証です。

それだけ真剣に考えている証拠。

音声ブランディングは、“人柄”や“信頼感”を伝えるコミュニケーション。

その本質は、完璧な構成でも、派手な演出でもありません。

何度でも伝えてください。

あなたの言葉で、あなたの声で。


本日のまとめ

  • 同じ話を何度してもOK

  • 視点や切り口を変えれば無限に展開できる

  • ネタは“増やす”のではなく“見つける”

  • 音声ブランディングでは“繰り返し”が力になる


この記事が、音声配信を継続するきっかけやヒントになれば嬉しいです。

ぜひ、あなたの声で伝えていきましょう。


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