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音声ブランディング専門家が語る、AI時代の声の価値

こんにちは。音声ブランディング専門家のおともです。

今回のテーマは、「AIがあるから音声はもう必要ないのでは?」という問いについてお話しします。

音声読み上げAIや音声合成技術が進化し、「人がしゃべらなくても伝えられる」時代が到来しています。
ChatGPT、Google Gemini、Microsoft Copilot……様々なAIが、声まで代替してくれるようになりました。

でも、私はこう考えています。

「AIが進化すればするほど、「人の声」のブランド価値はむしろ上がる」

その理由を、音声ブランディングの専門家として解説していきます。

AI音声の進化と限界

AI音声には多くのメリットがあります。

・ テキストから音声化できる
・人の声を認識して文字起こしが可能
・自然な間や相槌を再現できるようになってきた
・電話の自動応答などでも導入が進んでいる

非常に便利で、今後さらに普及が進むと予測されます。

ですが、同時に限界もあります。

発音やイントネーションの不自然さ
・方言や個性的な言い回しへの対応が難しい
・どこか「同じような声」に聞こえてしまう

なぜ「人の声」はこれから価値が高まるのか?

 1. 「声には、その人のストーリーが宿る」

人の声には、その人の感情・熱量・人生経験が滲み出ます。
その人が歩んできた背景や想いが、言葉のトーンや間に現れる。

AIにはそれがありません。どこまで進化しても、「個性」や「物語」を内包することはできません。

 2. 「人の声は、ちょっと不完全だから、心に残る」

噛んだり、ちょっと間が空いたり、言い回しにクセがあったり。
それが“人間らしさ”として共感を生みます。

逆に、AIの完璧すぎる発声は、聞き手に“熱”や“信頼”を感じさせにくい場合があります。

 3. 「AI音声だらけの未来」には、「人の声」が差別化になる

私の予測としては、AI音声が主流になればなるほど、
“生身の声”への渇望が強まると思っています。

世の中がAIの声だらけになったとき、
不完全で個性的な人間の声が「魅力」として浮き彫りになる。

つまり、「人間らしさ」が希少価値になる未来です。

まとめ:AIが進化しても、「人の声」はブランドになる

「AIがあるから音声は不要」ではありません。
むしろ、だからこそ「あなたの声」で伝えることに意味がある。

・感情や想いが伝わる声
・個性がにじむ言葉のテンポ
・人生のストーリーが宿る声

この「声の力」をどうビジネスに活かすか。それこそが音声ブランディングです。

[関連リンク]
「しゃべらせる音声ブランディング塾」第4回はこちらから聴けます:

[YouTubeで視聴する]

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